小説 松岡圭祐『千里眼 ミドリの猿/運命の暗示』 (完全版)

『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズ、大変面白く一気に読んでしまいました。次の事件と謎解きが気になって次々と手が出ていました。一通り読み終えて(まだ推理劇シリーズなどがありますが)一段落、『千里眼 ミドリの猿/運命の暗示』を読んでみました。第1巻より更にスケールアップして3巻目に至っては主人公とその味方がかなり負傷してるのに治療のタイミングもなく次の行動に突入...、読んでいてこれは推理小説などではなく「ダイ・ハード」と「トータル・フィアーズ」を足して2で割ってプラスアルファのエンターテイメント的で最早スリルの感じられないお話になってました。ずっと推理小説と思って読んでいたのでいささか食傷気味になりました。頭を切り替えて「ダイ・ハード」的と思って続き(4巻以降)を読めば楽しめるかと思います。

『万能鑑定士Qの事件簿』、『千里眼』、『探偵の探偵』を読みましたが、主人公それぞれの基本的な職業(専門)は鑑定、臨床心理士、探偵と異なってますがストーリーは勧善懲悪のヒロイン物語になっていて、『探偵の探偵』を読み終えてから過激なお話だとおもったのですが話題(事件)の規模で言うと『探偵の探偵』が一番小さいお話だった事が比べて見て分かりました。

私としては『万能鑑定士Qの事件簿』、『探偵の探偵』が好みで、結末は判っていても少し経ってからまた読み直して楽しめます。