推理小説 東野圭吾『悪意』、他

少し遠ざかっていた小説を2作、東野圭吾の『どちらかが彼女を殺した』と『悪意』、続けて読みました。どちらも新参者で有名な刑事「加賀恭一郎」が登場する推理小説(シリーズもの)です(購入してから読むまで大分経ってしまいました)。
1作目は面白かったですが、読んだ後の印象は、まあ普通の推理小説という感じで薄いです。

2作目『悪意』は、以前の『さまよう刃』の様(それ以上)に書き方が変わっていて、代わる代わるの登場人物の語りで綴られているような感じで最初はかったるく感じたのですが読み進んでいくと先が気になって結局一気に読んでしまいました(読まされました)。この書き方のせいで、作者が加賀恭一郎に最後に語らせているように私もすっかり騙されました。殺意の理由、人の印象なども考えさせられて、少しガツンとやられました。
こういう時は、余韻を消さないために小説は少しお休みです。

余談ですが、以前にTVドラマ化を期待した大倉崇裕の『小鳥を愛した容疑者』などの動物シリーズ、ドラマになるということで大いに期待して見たのですが、余りのコメディー化(偏重)でガッカリしました。放送局のレベルが分かった気がしました。最近のTVドラマ、コミック原作もののせいか、つまらないものが多いです。年のせいでしょうか、若い方には受けているのかも。そんな中で原作がしっかりしてる≪動物~≫ドラマだった筈なのにと自分としては期待を裏切られました。大分前にNHKで放送された≪福家警部補の~≫ドラマはコメディー風に作られてはいましたが結構面白かったです。キャストの選択(自分の好み?想像したイメージ?との差異)の関係もあるかもしれません。